自分自身を正しく知る方法「insight インサイト」
「insight インサイト~今の自分を正しく知り、仕事と人生を劇的に変える自己認識の力~」
1.自己認識とは何か
・自己認識とは自分とは何者で、他人からどう見られ、いかに世界へ適合しているかを理解する能力である
・自己認識は現代の成功には必須な力(心の知能指数、共感力、コミュニケーション力、影響力、説得力など)の礎である
・自己認識の分類
内的自己認識:自分の価値、情熱、野望、理想とする環境、行動や思考のパターン、リアクション、他者への影響に対する内的な理解
外的自己認識:周りが自分をどう見ているかを知る力
・自己認識は驚くほど伸ばすことができるスキルである
2.内的自己認識を伸ばす方法(自分に合うものを選ぶ)
・瞑想
→マインドフルな状態であると、自己認識の度合いが高い
→今自分が何をしているかに気づくことが大切
マインドレスな状態とは
例:テレビを見ながらご飯を食べる、トイレで携帯をいじるなど
・リフレーミング
→自分の振舞い、状況、関係を違う角度で見る
例:会社をクビになった→これからが不安
→今よりいい仕事につけるチャンス
・比較と対比
→これまでの自分の経験、思考、感情、行動のなかで共通する点や異なる点を探す
例:Xについての感情は過去の状況のどんな感情に似てるか
Xは過去と比べて何が同じで何が違うか
・日々のチェック
→今日は何が上手くいって、何がうまくいかなかったか。何を学び、明日からどの様に賢くなれるか考える
3.外的自己認識を伸ばす方法
前提:人はどうしても真実を告げるより、やさしいウソをつくことを選ぶ→マム効果
他人には真実を告げるが、本人には伝えない
・適切なプロセスでフィードバックをもらう
適切な相手:愛のある批判者
→本当に信頼を置け、あなたの成長を近くで支えてくれる人
→フィードバックをもらう行動を相手が十分目にしていること
適切な質問:具体的であること
→どの行動についてのフィードバックが欲しいのか具体的に相手に伝える
適切なプロセス:実際に自身の行動を愛のある批判者に見てもらいフィードバックを求める
・フィードバックを処理する方法
自己肯定をするとフィードバックに対して、よりオープンになれる
→過去のうまくいった場面を思い出す
フィードバックをもらい、明らかになった弱点は自身の中でオープンに認め、他人に対しても認める
→その弱点を克服していくか、自分の中で受け入れるかは自由である
4.自己認識を妨げるもの
・反芻
解決策:自分が思うほど周りはこちらのミスを気にしていないことを意識する
ミスから学ぶというマインドセットを得る
・「なぜ」と問う
解決策:なぜではなく何と問う
なぜ今の状況を変えたいと思っているのか×
自分のしていることの何が嫌いなのか〇
→なぜは周りを理解するのに役立ち、何は自分を理解するのに役立つ
本書の最後に自己認識への気づきを得るための七日間インサイト・チャレンジがある